妊婦健診・産後お悩み相談

はじめに

妊娠ご妊娠おめでとうございます。赤ちゃんの誕生を今から楽しみにしておられることと思います。快適で楽しい妊婦生活を送るために、自分自身の心と身体の変化をしっかり受け止めることが大切です。お母さんや赤ちゃんがより良い状態でお産に臨めるように、私たちスタッフも寄り添いサポートしていきたいと考えています。まずは、ご自身の生活を見直し、お産に向けて心と身体の準備をしていきましょう。

母子手帳をもらいましょう

母子手帳をもらいましょう母子手帳は妊娠・出産の経過からお子さんの小学校入学までの成長を記録する大切な手帳です。出産予定日を医師に確認しましたら、住民票のある地域の区役所(市区町村役所)、出張所、保健センターなどで手続きをしましょう。表紙の氏名、妊婦の健康状態等、妊婦の職業と環境というページは記入をしましょう。
健診券(健診費用の補助券)も同時に交付されますので、記入して必ず毎回お持ちください。健診券は、市町村によっては使用できない場合がありますので、受付スタッフに確認をしてください。

妊婦健診を受けましょう

元気な赤ちゃんを産むためには何よりお母さんの健康が大切です。妊婦健診では、お母さんの健康と、赤ちゃんの成長などを定期的にチェックします。
妊娠週数によって検査項目やチェック内容が違います。妊婦さんと赤ちゃんの健康のためには妊婦健診スケジュール通りの定期的な健診が大切です。予約日にご都合が悪くなった場合も、必ず1週間以内に受診をするようにしましょう。

妊婦健診の受け方

来院されましたら受付で、母子手帳をご提出ください。
トイレで尿コップにお名前を書き、検尿を提出用の小窓に提出します。
体重と血圧を計測します。計測後記録紙にお名前をお書きになり、受付にお渡しください。※血圧130/90以上の方は時間をおいて、再度、測定をお願いします。
週数に応じた検査や必要な検査がある場合は、ご案内をします。検査によって、時間がかかる場合がありますので、余裕をもってお越しください。
終了後受付から呼ばれましたら、お会計をして終了です。
妊婦健診スケジュールを目安に、次回健診のご予約をお願いいたします。

妊婦健診スケジュール

妊娠週数(目安) 検査 内容
6~8 初期検査経膣エコー 採血・細胞診・クラミジア
12 腹部エコー
16 腹部エコー
20 腹部エコー胎児スクリーニング スクリーニングでは、胎児の体や臓器の異常をエコーで確認します。
24 中期検査 採血・心電図・50g血糖負荷試験・経膣エコー※1時間かかります。
26 腹部エコー
28 腹部エコー
30 腹部エコー胎児スクリーニング 必要に応じてNST(胎児監視装置)装着
32 腹部エコー 転院・里帰りの時期に応じてNST(胎児監視装置)装着
  • 分娩先へ転院する時期が分かりましたら、お申し出ください。
    (分娩先へ妊娠34週までに受診する、等)
  • 妊娠20週、24週、30週ごろに行う検査の時期は、診療予約の際に時間帯の指定がございます。平日のAM11:00まで、PM4:30までの時間予約をお願いいたします。
    上記時間帯以外でのご予約の場合、お受けできないこともございます。

妊娠中の体の変化

つわりについて

人によってさまざまですが、早い人では生理が少し遅れている頃からつわりが始まる方もいらっしゃいます。程度も様々ですが何も食べられず吐いてばかりいても、赤ちゃんに影響があるわけではありません。心配せずにおさまる日を待ちましょう。
つわりの時期は空腹を避け、食べられるものを少量ずつ食べるようにしましょう。
どうしても食べられない時には、脱水にならないように水分だけは取るように心がけましょう。症状がひどい場合には受診をしてください。

受診の目安
  • 1日10回以上吐いてしまう。
  • 水分がとれず、飲んでもすぐに吐いてしまう。
  • 排尿の回数が減り1日3回以下である。

※点滴希望の方は、2時間ほどかかりますので、午前の早い時間の予約をお願いいたします。

食事について

赤ちゃんは発育に必要な栄養を、胎盤を通してお母さんからもらいます。妊娠中の食事はお母さんの健康維持と、赤ちゃんの発育のために重要です。
つわりがおさまってきたら、食生活を見直し以下のことに気をつけていきましょう。

  • 規則正しい生活と1日3食の食事を心がける。
  • お腹いっぱい食べず、腹八分目で。
  • 野菜を中心にバランスの良い食事をとる。
  • 鉄分・カルシウムをしっかりとる。
  • 油っこいものや塩分のこいもの甘いものを少なくする。
  • 蒸し料理や網焼きなど調理方法を工夫してみる。
  • レトルト食品は避ける。
  • 早食いを避け20分以上かけてゆっくり食べる。
  • 間食や夜食を控え、できるだけ寝る前2~3時間前は食べない様に気をつける。
  • 加熱が十分にされていない食品は避ける。(生肉、刺身、チーズ、生ハムなど)

便秘について

妊娠中は妊娠性のホルモンの影響などで腸の動きが鈍くなり、便秘がちになります。豆類・野菜・きのこ・海藻などに含まれる食物繊維をしっかり食べることで軽減できるので意識して取るようにしてみてください!納豆・ヨーグルトなどの発酵食品も腸の動きを助けてくれます。

体重について

妊娠中の過度な体重増加は「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」を発症する可能性が高くなると言われており、お母さんだけでなくお腹の赤ちゃんにも様々な影響を及ぼします。また、赤ちゃんが通る産道や子宮にも脂肪がつき、微弱陣痛や難産の原因になるとも言われています。
母子ともに健康な状態で出産を迎えるために、体重を増やしすぎないようにしましょう。妊娠前の体型により体重増加の目安が変わってきます。
体重増加が少なすぎても、赤ちゃんが十分育たないなどの影響があります。
母子手帳の[妊婦の健康状態等]のページを記入しBMIを計算してみましょう。
体重増加目安は母子手帳の[妊娠中と産後の食事]を参考に適度に増加するようにバランスを心がけましょう。

こんなことにも気をつけてみてください
  • 毎日体重を測ってみる。
  • 体重の増えすぎた時には、食事内容を振り返ってみる。

妊娠初期の出血について

妊娠初期の出血は、2割の妊婦さんが経験していると言われています。胎盤が形成される過程で起こるものや、赤ちゃんを包む袋の外に血腫ができるものなど原因はさまざまです。少量の出血から、生理の出血を超えるような時もあり注意が必要です。

受診の目安
  • 生理の2日目位の出血またはそれ以上のとき。
  • 生理痛のような下腹部痛をともなうとき。
  • 血のかたまりが出てくる。
  • 妊娠12週以降の出血。

出血の量に関係なく、症状があるときにはまずはクリニックにご連絡ください。

妊娠中の感染症について

妊娠中にウイルスや細菌、寄生虫などに母体が感染すると、胎盤や血液を通じて赤ちゃんに感染し、何らかの障害をもって生まれてくることがあります。
感染予防について正しい知識を身につけておき、妊娠中は感染しないように予防を心がけましょう。

  1. 妊娠中は家族、産後は自分にワクチンで予防接種しましょう。
    風疹・麻疹・水痘・おたふくのワクチンは妊娠中に予防接種ができません。妊婦初期の採血で風疹の抗体価が低い場合には、同居しているご家族に予防接種を受けてもらうことが望ましいです。
    ※横浜市では、ご主人、またはパートナーの抗体検査、MRワクチンの補助があります。

  2. 手をよく洗いましょう。
    手洗いは感染予防に重要です。とくに、食事の前にしっかり洗いましょう。調理時に生肉を扱う、ガーデニングをする、動物の糞を処理する際には使い捨て手袋を使用するとよいでしょう。使用しない場合には丁寧に手洗いをしてください。

  3. 体液に注意しましょう。
    尿・唾液・体液などには感染の原因になる微生物が含まれていることがあります。おむつを交換した後の手洗を徹底し、食べ物の口うつしはやめ感染を予防しましょう。性生活ではコンドームをつけ、オーラルセックスは避けましょう。

  4. しっかり加熱したものを食べましょう。
    生肉(火を十分に通していない肉)、生ハム、サラミ、加熱していないチーズなどは感染の原因となる微生物が含まれることがあります。食べないように気をつけましょう。
    また、生野菜もしっかり洗いましょう。

  5. 人混みは避けましょう
    飛沫(つば)で感染する病気もあります。とくに流行期は人混みを避けマスクをするようにしましょう。熱や発疹のある子どもには注意しましょう。

※トキソプラズマやサイトメガロウイルスについて詳しい解説やQ&Aがのっています。
「先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会」

運動について

つわりが落ち着き、体調が安定してくる16週以降ころからがよいでしょう。
体を動かすことで血液循環が良くなり、爽快感も得られます。家事の中からでも身体を動かすこともできますし、ウォーキングは自分なりに調節できるので、妊娠中の運動に最適です。無理のない程度に続けるようにしましょう。
マタニティービクスやスイミングなどは医師の許可が必要になる場合もありますので、希望される方はご相談ください。
お腹が張りやすいなど切迫流早産の兆候がある方、血圧が高い方は悪化させる可能性がありますので医師にご相談ください。

夫婦生活について

妊娠したことがわかったあとは、腹部を圧迫したり、無理な体勢をとったり、結合が深くなる体位は避けましょう。お互いを思いやるセックスを心がけましょう。感染予防に必ずコンドームを装着し、出血や腹痛があるときは無理せず速やかにやめましょう。

けいゆう病院で分娩をご希望される患者様

妊娠初期にけいゆう病院で分娩予約を取って頂きましたら妊娠30週までは当クリニックで妊婦健診し、妊娠32週でけいゆう病院へ戻るセミオープンシステムを取っております。
このシステムは妊婦健診の途中で異常が疑われた場合に、その時点でけいゆう病院への紹介となる安心なシステムです。

産後お悩み相談

産後お悩み相談産後お戻りになってからは「産後の悩み相談」をしております。
産後の不調は身体も心も壊してしまいます。
気になることがありましたら、お話を伺いますので外来にいらしてください。
早めのチェックで予防しましょう。

料金

妊娠初診 診察・尿検査・超音波 10,000円
妊娠再診 診察・超音波 7,700円
妊婦・初期検査 子宮頸がん・採血(トキソプラズマ・甲状腺含む)・クラミジア 30,000円
妊婦・中期検査 採血(50gOGTT含む)・心電図 15,000円
NST モニター 3,000円
超音波(TV) 経腹エコーと同日に行ったとき 2,000円
サイトメガロ   7,000円
パルボ(リンゴ病)   7,000円
トリプルマーカー   20,000円
妊娠証明書   5,000円
診断書 記載内容が複雑なもの、医師の判断によるもの、など 10,000円
紹介状 分娩予約・転院、または婦人科内容で自己都合で転院希望される場合 6,000円
母子管理カード   2,500円