妊娠した際の身体の注意点

妊娠した際の身体の注意点妊娠時・人工中絶手術前・人工中絶手術当日・中絶手術後の注意点は以下の通りです。妊娠した際の注意点等、医師から指示があった場合は従っていただき、不明点があればお気軽にご相談ください。

妊娠時の注意点

基礎体温

妊娠すると、高温期が続きます。日頃より基礎体温を記録していると、高温期や低温期の判断がつくのでお勧めしています。また、体感も熱っぽさやだるさを感じます。

月経

月経の予定日から1~2週間経っても月経がない場合は、妊娠している可能性が高いとされます。着床時には多少出血が見られる場合があります。また、月経時の出血と比べて明らかに少量の出血がある場合も、妊娠している可能性があります。

乳房・乳首・乳輪の変化

妊娠すると、乳房が張って大きくなることがあります。また、乳首がチクチクと痛む・乳輪と乳首が大きくなる・黒ずむなどの症状が現れます。

妊娠初期症状の時期と内容

早ければ月経予定日から1週間後にはつわりの症状が現れます。初期症状には個人差がありますが、空腹時のむかつき・吐き気・嘔吐が主な症状です。そのほか、食べ物の好みの変化・酸っぱい物が欲しくなるなどが見られます。また、唾液分泌量が増えることがあります。

想像妊娠

妊娠したい・妊娠したくないと強く意識することで、生理が止まる・吐き気が起こるなど妊娠初期症状が現れる想像妊娠を起こすことがあります。

人工妊娠中絶

パートナーやご家族で話し合いをした結果、人工妊娠中絶を決断されましたら、なるべく早く手術を行うことで、母体の心身への負担を最小限に抑えることができます。人工妊娠中絶には、初期中絶手術・中期中絶手術とありますが、初期の方が母体への負担が少なく済みます。初期中絶手術の中でも、妊娠5~9週目頃までに手術することが、母体への影響と費用面においても望ましいとされています。

母子保護法指定医

小野瀬みどり人工妊娠中絶手術は、母体保護法指定医しか手術することはできません。当院の医師は、母体保護法指定医です。安心して当院までご相談ください。

中絶手術前の注意点

男性側の同意書

人工妊娠中絶を行う場合、初期中絶・中期中絶・未婚・既婚に関係なく、男性側の同意書が必要です。また、未成年の場合は保護者の同意も必要になります。

服用中のお薬

内服薬服用中のお薬がある場合は、診察時にお申し出ください。

中絶手術当日の注意点

食事制限・水分摂取制限

手術開始時間の12時間前までに食事を済ませてください。それ以降に食事を摂った場合は、麻酔ができず手術日が延期となります。また、手術開始時間の4時間前までに水分摂取も済ませます。それ以降は、水分を摂るのはお控えください。

車の運転

手術の際は、麻酔を行うため当日は車の運転はできません。ご家族などの送迎あるいはタクシーでのご帰宅をお願いします。

メイク・アクセサリー

手術当日は、メイクやマニキュアを落とし、アクセサリーなど身に着けるもの全て外してご来院ください。

コンタクトレンズ

手術時は、コンタクトレンズを外すため、保管ケースと保存液をご持参ください。

ハイヒール

手術当日は、安定感のある靴でご来院ください。ハイヒールは控えてください。

スケジュール

手術当日は、ご自宅で安静にして頂くために、当日のスケジュールはその日1日は空けておいてください。個人差がありますが、来院してからご帰宅までだいたい4~5時間はかかります。
翌日は異常出血などないか診察に来て頂きます。その時にピルの必要性について説明させて頂きます。

守秘義務

守秘義務を遂行するために、当院にお問合せの可能性がある場合は、事前にお名前をお知らせください。送迎を依頼したり、手術終了時間の確認などの問い合わせに、守秘義務を守って対応させて頂きます。

中絶手術後の注意点

不正出血について

中絶手術後1~4週間ほどは、不正出血がある場合があります。手術1週間後に診察で遺残がないことを確認しますので少量の場合はご安心ください。3日以上多量の出血が続く場合は、早めにご相談ください。

シャワー・入浴について

手術当日からシャワーが可能です。入浴は、感染リスクがあるため、出血のある間は避けて頂くようにお願い致します。次回診察時に医師から許可が出るまでは禁止です。

手術後最初の月経

術後最初の月経は、1カ月半~2カ月後までにあります。月経が来るまでの期間も妊娠する可能性はあります。

日常生活について

手術翌日から医師の指示にしたがって無理のない範囲で、仕事や学校・家事など、これまで同様に生活することができます。

手術後の通院について

術後1日目と術後7日目に超音波検査で、出血の有無・子宮内の状態を確認します。回復が順調であれば、2度ぐらいの通院で済みますが、回復の程度によってはそれ以上の診察をする必要があります。術後、出血や下腹部痛が酷い場合は、速やかにご連絡ください。

ピルの処方・避妊リングの装着について

ピルの処方・避妊リングの装着については、術後7日目の診察の時に対応致します。

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